H野隆久さん

逗子ヨット協会への入会は2000年、50歳ごろだったと思います。妻の実家(鎌倉)に引きずられ逗子に移り住んで数年、休日には犬に連れられて海岸を散歩する程度でしたが、せっかく逗子に住んでいるのだからマリンスポーツをやりたいと思い、たまたま市民ヨット教室のポスターを見て申し込みました。ヨットの爽快さを肌に感じ早速ヨット協会に入会しました。

 大阪出身で海にはたまに夏休みに親に連れられて海水浴に行く程度でしたが、逗子に越して海が身近になり、海から見た江ノ島、富士山が素晴らしく、肌に当たる心地よい風を感じながらのセーリングに感動しました。

 学生時代は陸上部、卓球部に入りましたが、いずれも長続きせずもっぱらスポーツは見るものでした。ヨットを始めて20年(途中、中国駐在したため5年中断)近くなりますが、これだけ長続きしているのは、身近に海があるのはもちろんですが、風、波……等の自然を相手に したスポーツだからこその面白さがあります。私は穏やかな日しか出艇しませんが……。  

 20年前からシーホッパ-艇を所有していますが、体力的にシングルは危険なので最近は乗っていません。荒木さん主催のクリムゾンヨットクラブに所属し、土日は仲間と楽しんでいます。いまだに初心者レベルですが、仲間、先輩から教わっています。

 どこまでも青い空、海、そして風と一体となってセーリングするのは爽快です。しかし、ヨットを始めて間もない頃、シ-ホッパ-で快適にセーリングしていたところ、突然強風に変わり、私の技術ではコントロ-ルできず、沈し、岸までそのまま流されて帰ってきたこともあります。

 今後は年齢を考え、無理をせず逗子の海でヨットを楽しみたいと思います。素晴らしい仲間との交流も大切です。乗艇活動はもちろんですが、海の仲間とも交流を深め、ヨットを通して地域への貢献活動を地道に行いたく思います。