F谷裕之さん

22年前の1997(平成9)年、30代前半のころ入会しました。第4回市民ヨット教室の手作りポスターを見て、自分にできるか不安でしたが参加し、興味をもち6月にすぐ入会しました。

その年の8月には市民ヨット教室の第2ステップ(葉山からのスループ艇)があり、ステップアップの体験もできました。市民教室の参加者は22名、会員のNさんとは同じインストラクターで、今驚くことに、同時期に9人も入会しています。

 高校時代は弓道を、大学生・社会人となってからは冬にスキーに行く程度で、一時期、兄の影響でウインドサーフィンにトライしましたが、続かず断念しました。小・中・高校とも地元鎌倉の海沿いの学校に通っており、特別海は意識していませんでしたが、大学に入り、周囲から「湘南」「海」の人気を聞かされ、魅力を認識しました。今でも天気の良い日に海に出ると、日常と別世界の満足感を感じ、一日が充実して終わります。ヨットは海という自然環境の中で、風の力で楽しめることが、一番の魅力ではないでしょうか。

 入会後は、毎月の乗艇会に欠かさずOP艇で参加し、競技部会(当時)の強化月間練習、市民ヨットレース参加など会員の方々には、かなり面倒を見ていただきました(とても感謝しています)。会員からの紹介で、平成10年3月からマリンボックスにシーホッパー艇を所有しています。船は無償でしたが、現在の会費は月額14,040円です。そのため、毎月の置場料の元を取れるよう、冬場を除き極力出艇の努力をしています。自艇所有後は、数人の仲間で毎週のように海に出ていました。その後、子育て等で少しブランクもあり、在会年数の割に技術は向上していませんが。

 セーリングの魅力は自然とともに海の楽しさを味わえること。気象情報に敏感になりました。数年前の11月、無風のため長者ヶ崎から予定時間までに帰艇できず、マリンボックスにご迷惑をお掛けしたことがあります。その後は自制し早めに帰艇しています。

 逗子ヨット協会の活動は課題山積ですが、引き続き地域での普及活動を中心に、会員の親睦・交流を図ることを期待します。技術的には未熟ですが、むしろ初心者の感覚で協力したいです。先輩の方々を見習い、年齢とともに少しでも長く安全に、今後、リタイアした後も乗艇したいと思います。セーリング競技だけでなく、活動を通し知り合いになった逗子の皆さんとの人間関係を大切にしたいです。ぜひ逗子の海で豊かな時間を過ごしましょう。